地球温暖化の影響によって、
昨今、自然災害による被害が
日本各地で増えています。
そして、それに伴って
大手損害保険会社がR4年度より
保険料を大幅に値上げすることになったし、
夏の豪雨による河川氾濫によって、
自治体のハザードマップに連動して
保険料が決められるようになったのですが、
今後も、ますます火災保険料は
値上がりしていくのではないでしょうか?
よほど急激に地球温暖化に
歯止めがかからない限りは、です。
おはようございます。
シンプルノート上越 木村です。
さて今回は、
家を建てると必ず加入しなければいけない
火災保険についてお伝えしていきます。
これからの家づくりでは、保証を充実させつつも
保険料を抑える工夫が、欠かせないポイントになるので、
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
✔︎T構造 vs H構造
建物の構造は、大きく分けると
耐火(T)構造と非耐火(H)構造の
2つになるのですが、
どちらの構造になるかによって、
火災保険料は大きく異なります。
イメージ的には、
非耐火構造を100とするならば、
耐火構造は40という感じですね。
つまり耐火は非耐火の60%オフってことです。
それゆえ、火災保険料を抑えるためには
絶対に耐火構造にすべきなのですが、
基本的に非耐火構造である木造住宅を
耐火にするためには、
「省令準耐火構造」という
仕様にしなければいけません。
また、火災保険料は
補償の範囲によっても差異が生じます。
水災まで網羅するか否か、
建物だけじゃなく家財まで網羅するか否か、
といったところですね。
もちろん、近年の状況を踏まえると、
たとえ水災の心配がない地域でも、
水災補償を外すことは出来ないし、
それと同時に、家財まで補償の範囲を
広げておいた方がいいような気がするので、
そうなれば、なおのこと
火災保険の負担を減らすためにも、
耐火構造にしておくことをご提案しています。
✔︎地震保険料にも影響する
さらに、いつ起こってもおかしくない
地震に関しても、保険をかけておきたい
という方も多いと思いますが、
この地震保険に関しても、耐火と非耐火とでは、
火災保険同様に価格に大きな開きがあります。
それゆえ、絶対に耐火構造にすべきだし、
地震保険も火災保険同様に建物本体だけじゃなく
家財まで入ることが出来るので、
耐火にすることで、大きな負担にならないのであれば、
そこまで網羅しておいてもいいかもしれません。
(建物より家財の方が、保険がおりやすいと言われているからです)
この他、地震保険に関しては、
耐震等級によっても割引率が違ってくるので、
その点も考慮すれば、なおのこと保険料を
抑えることが出来るようになります。
これからのことを考えると、損害保険は、出来るだけ
充実させておいた方がいいのですが、
とはいえ、そうすることによって予算を圧迫し、
保険貧乏になってしまったのでは元も子もありません。
ですから、保険料が安くなる工夫をしつつ、
家計の負担にならないように、
今後に備えていっていただければと思います。
保険も一生必要なランニングコストだし、
あくまで、日々の暮らしと
気持ちにゆとりがあることが前提ですから。
それでは、、、